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2016-07-20(Wed)

【旧司】刑法平成16年第1問

TSUTAYAのレンタルが今月いっぱい半額になる券を手に入れたおかげで,

とりあえずみだりにCDを借りまくっている管理人です。

天気がずっと不安定で,おかげさまで勉強に対するモチベーションも不安定ですが,

なんと今日で中大ロー入試まで1か月前になってしまいましたため,

やる気が出ないとか,そんなこと言ってられなくなりました。

焦燥感が絶えません。

今日は旧司刑法平成16年度第1問です。

旧司刑法が連続しますが,管理人は刑事系科目が大の苦手なので,

答案を書くのもやはり刑事系が多くなってしまいます。悪しからず。

≪問題≫
 甲は,交際していたAから,突然,甲の友人である乙と同居している旨告げられて別れ話を持ち出され,裏切られたと感じて激高し,Aに対して殺意を抱くに至った。そこで,甲は,自宅マンションに帰るAを追尾し,A方玄関内において,Aに襲いかかり,あらかじめ用意していた出刃包丁でAの腹部を1回突き刺した。しかし,甲は,Aの出血を見て驚がくするとともに,大変なことをしてしまったと悔悟して,タオルで止血しながら,携帯電話で119番通報をしようとしたが,つながらなかった。刺されたAの悲鳴を聞いて奥の部屋から玄関の様子をうかがっていた乙は,日ごろからAを疎ましく思っていたため,Aが死んでしまった方がよいと考え,玄関に出てきて,気が動転している甲に対し,119番通報をしていないのに,「俺が119番通報をしてやったから,後のことは任せろ。お前は逃げた方がいい。」と強く申し向けた。甲は,乙の言葉を信じ,乙に対し,「くれぐれも,よろしく頼む。」と言って,その場から逃げた。乙は,Aをその場に放置したまま,外に出て行った。Aは,そのまま放置されれば失血死する状況にあったが,その後しばらくして,隣室に居住するBに発見されて救助されたため,命を取り留めた。
 甲及び乙の罪責を論ぜよ(特別法違反の点は除く。)。

あーあ,また刺しちゃった……って感じですね。

なんか,人刺そうと思ったらとりあえず出刃包丁か日本刀でやったれみたいな風潮なんなんですかね。

そんなに人を殺すのに適しているんですかね……

無題300_convert_20160720214018

あっ,だいぶ切れ味よさそうですね。

ってか「出刃包丁」が検索履歴に残るのなかなかヤバいな……

≪答案≫
第1.甲の罪責について
 1.甲が,Aの自宅マンションに立ち入った行為は,住居権者であるAの意思に反するものであるから,上記行為につき住居侵入罪(130条前段)が成立する。
 2(1)甲が,出刃包丁でAの腹部を突き刺した行為につき殺人罪(199条)が成立しないか。
 出刃包丁は,先端が鋭く,かつ,刃渡りもカッターナイフ等に比べれば長いため,これを臓器の集中する腹部に突き刺せば,生命侵害の危険性は非常に高い。したがって,上記行為は,殺人罪の「実行に着手」した(43条本文)といえる。
 もっとも,本問においては,Aは命を取り留めているから,甲の上記行為については殺人未遂罪(203条)が成立する。
  (2)ところで,甲は上記行為の直後,Aの出血を見て驚がくし,悔悟して,タオルで止血しながら,携帯電話で119番通報をしようとしている。これらの点から,甲はAの死亡結果を回避するための努力をしたとして,中止犯(43条ただし書)が成立しないか。
   ア、甲は中止行為を「自己の意思により」行ったといえるか。
 中止犯が系の必要的減免を受けるのは,第一次的には,自らの意思に基づいて中止行為を行うという行為者の真摯な人格態度が責任を減少させるとともに,第二次的には,犯罪行為に踏み込んだ者に後戻りの動機を与え,犯罪を防止しようとする刑事政策的配慮が働くからである。したがって,「自己の意思により」行為をしたといえるかどうかは,行為者の主観において,外部的障害の影響を受けずに行為をしたか否かで決すべきである。そして,中止行為が外部的事実の表象を契機としつつも,犯人がその表象により必ず中止行為に出るとは限らない場合に,あえて中止行為に出たときは,任意の意思によるものといえる。
 これを本問についてみると,甲はAの出血を見て驚がくしただけではなく,大変なことをしてしまったと悔悟しており,この感情が相俟って中止行為に出ている。そうすると,殺人を試みた犯人が,被害者の出血を見ても悔悟の情を抱くとは限らず,通常はこれを放置するものと考えられるところ,甲はあえて止血や119番通報をしようとしている。
 したがって,甲は「自己の意思により」当該行為に出たといえる。
   イ、そうであっても,甲は「犯罪を中止した」といえるか。
 上記の中止犯の必要的減免の根拠からすれば,中止行為をしたといえるためには,犯人の真摯な努力が必要である。そして,実行未遂の場合にあっては,犯人の実行行為は終わっているのであるから,結果発生阻止のための積極的な努力が必要であると考える。
 これを本問についてみると,たしかに甲は,タオルで止血をし,携帯電話で119番通報を試みるなど,結果発生阻止のための努力はしているともいえる。しかし,タオルでの止血は,応急的な措置にすぎず,一刻も早く適切な治療を受けなければ,生命侵害の危険性は依然高いままである。そのような中で,119番通報は,実際にはつながっておらず,上記状況を打開できる段階に至っていない。それにもかかわらず,甲は気が動転していたとはいえ,安易に乙の言葉を信じ,かつ,自己保身の目的で逃走している。そうすると,甲は結果発生阻止のための積極的な努力をしたとはいえない。
   ウ、したがって,甲に中止犯は成立しない。
 3.よって,甲のこれらの行為につき,住居侵入罪及び殺人未遂罪が成立し,両罪は,社会通念上手段と目的との関係にあるから,牽連犯(54条1項後段)となる。
第2.乙の罪責について
 1.乙が,甲を偽り,その場から逃げさせたうえ,Aを放置した行為について,殺人未遂罪が成立しないか。放置という不作為が,殺人罪の実行行為となるかが問題となる。
 2(1)実行行為とは,法益侵害の現実的危険性を有する行為をいい,不作為であっても,かような危険性を有する場合があるため,不作為による実行行為も観念することができる。
 しかし,これを無制限に認めると,処罰範囲が不当に広くなりすぎるため,当該不作為に出た者に①作為義務が存在し,②その者に作為が可能かつ容易であったといえる場合に限って,実行行為性を認めるべきである。
  (2)これを本問についてみると,①乙は,A方玄関内において,甲に逃走するよう仕向けているところ,玄関内では,通常他人から発見されにくい場所であるから,ここから甲を脱出させたことによって,乙はAに対して排他的支配を及ぼすに至っている。また,乙がAとの同居人であることからすれば,乙には,Aを救護すべき義務があったといえる。そして,②Aを救護するには,乙が改めて救急車の手配を試みるなどすればよかったのであり,乙にとってAの救護は可能かつ容易であったといえる。
 したがって,乙がAを放置することは,卒人材の実行行為にあたる。
 3.よって,乙の上記行為に殺人未遂罪が成立する。
以上

ここで「可能」と「容易」の順番は気を付けないといけないようです。すなわち,「可能」でなければ「容易」であったかどうかという話にならないため「容易かつ可能」とすると,論理的におかしいとのことです。試験でやらかすと減点対象らしいです(以上,某元司法試験委員談)。なお,某スタンダードは「容易」かつ「可能」としていました。

なにやら,シンプルな問題でした。

主な論点は,中止犯と不真正不作為犯だけという感じですかね。

自主ゼミの中では,乙が甲に偽った行為に,犯人隠避罪が成立するのではという意見もありました。

これについては,正直よくわかりません。

ただ,大阪高判昭59・7・27からすると,少し厳しいような気もします。

まぁ,評価次第なんでしょうね。

この年は第2問の方がエグかったようなので,第1問で時間調整って感じですかね。

いつもより気楽に刑法の問題を解けたような気がします。

次は別の科目やります。

以上
2016-07-15(Fri)

【旧司】刑法平成14年度第1問

何もやる気がでない管理人です。

今日は旧司刑法平成14年度第2問です。

≪問題≫
 甲は,Aに電話で罵倒されたため憤激し,A方に赴けば必ずけんかになるだろうと思いながら,この機会にAを痛めつけようと考え,こん棒を用意するとともに,友人の乙に,こん棒を持っていることは隠し,これからA方に話し合いに行くが,けんかになったら加勢してほしいと依頼した。乙は,気が進まなかったが,けんかの加勢くらいはしてやろうと考えてこれを承諾し,一緒にA方に行った。甲は,Aを呼んでも出てこないので裏口に回り,乙は,玄関先で待っていたところ,出てきたAが乙を甲と取り違え,いきなり乙に鉄棒で殴り掛かってきた。そこで,乙は,Aの攻撃を防ぐため,玄関先にあったコンクリート片をAに向かって投げたところ,コンクリート片はAの顔に当たり,顔面擦過傷を負わせ,さらに,Aの背後にいたBの頭にも当たり,頭部打撲傷を負わせた。なお,コンクリート片を投げたとき,乙はBがいることを認識していなかった。
 甲及び乙の罪責を論ぜよ(ただし,特別法違反の点は除く。)。


あーって感じです。こんなような判例あったようなみたいなような。

コンクリート片を投げるなんて怪力だなぁ……

≪答案≫
第1.乙の罪責(Aとの関係)
 1.乙がコンクリート片を投げ,これをAの顔面に当て,もってAに顔面擦過傷を負わせた行為について,傷害罪(204条)が成立しないか。
 2.本条にいう「傷害」とは,人の生理的機能を障害する行為をいう。乙は,Aに向けて本件コンクリート片を投げており,これによってAは顔面擦過傷を負っており,生理的機能を障害しているから,乙の上記行為は,「傷害」にあたり,傷害罪の構成要件を充たす。
 また,コンクリート片のような通常硬く角ばった物を人に接触させれば,これによって外部的障害を負わせることになるから,乙には傷害の故意があるといえる。
 3.もっとも,乙はAの攻撃を防ぐために上記行為に出ているから,乙の上記行為は,正当防衛(36条1項)にあたるとして,違法性が阻却されないか。
  (1)本条にいう「急迫」とは,法益の侵害が現に存在し,または間近に押し迫っていることをいう。本条が正当防衛について侵害の急迫性を要件としているのは,予期された侵害を避けるべき義務を課す趣旨ではない。したがって,当然またはほとんど確実に侵害が予期されたとしても,そのことから直ちに侵害の急迫性が失われるものではない。
 これを本問についてみると,乙は,A方に向かう前に,甲から「けんかになったら加勢してほしい」と依頼を受けていることから,Aとけんかになるかもしれないことを認識しており,Aからの侵害行為も予期していたと考えられる。しかし,乙は,あくまで甲A間のけんかに加勢つもりでいただけであって,積極的にAに対して加害行為を行う意思等はなかったのであるから,未だ侵害の急迫性は失われないと考える。
  (2)本条にいう「不正」とは,違法を意味する。Aが乙に対して鉄棒で殴りかかった行為は,少なくとも暴行罪(208条)にいう人の身体に対する不法な有形力の行使といえるから,違法な行為であって,「不正」の侵害といえる。
  (3)乙は,上記行為によって,Aの上記侵害行為から守ろうとしているのは,自己の身体であって,「自己…の権利」にあたる。
  (4)そして,正当防衛を肯定するにあたって,主観的正当化要素としての防衛の意思が必要である。乙は,あくまで話合いが前提でA方に赴いているところ,Aは玄関から出てきて,いきなり鉄棒で殴りかかってきているため,乙の想定していた状況と合致せず,乙の身体の安全が侵害される緊急状況下にある。乙は,当該侵害を認識しながら,もっぱらAの攻撃を防ぐため,本件コンクリート片をAに向かって投げており,上記侵害行為を避けようとする単純な心理状態で行ったものと認められる。
  (5)また,Aの上記侵害行為は,鉄棒を伴うものであるから,これに対してコンクリート片を投げたというのは,相当性を欠くものではなく,「やむを得ずにした行為」といえる。
  (6)したがって,乙の上記行為には正当防衛が成立する。
 4.よって,乙の上記行為は,違法性が阻却されるから,傷害罪が成立しない。
第2.乙の罪責(Bとの関係)
 1.乙がコンクリート片を投げ,これをBの頭部に接触させ,もってBに頭部打撲傷を負わせた行為について,傷害罪が成立しないか。
 2(1)乙の上記行為により,Bに頭部打撲傷の生理的機能に対する障害を負わせているから,上記行為は「傷害」にあたり,傷害罪の客観的構成要件は充たす。しかし,乙は上記行為をした当時,Bがいることを認識していなかったのであるから,構成要件的故意が欠けるのではないか。
  (2)構成要件的故意とは,客観的構成要件該当事実の認識・認容をいう。そうすると,同一構成要件要素に関する事実を認識・認容していれば,具体的事実につき認識が欠けても,客観的構成要件要素の認識・認容に欠けるところはなく,構成要件的故意は認められる。そして,このように故意を抽象的にとらえる以上,その個数は問わない。
  (3)これを本問についてみると,乙はもともとAに対して傷害の故意を有していた以上,それは,Aとの関係のみならず,Bとの関係においても認められることとなる。したがって,乙にはBに対する傷害の構成要件的故意が認められる。
 3(1)それでは,乙の上記行為について違法性が阻却されないか。
  (2)Bは,乙に対して,何ら侵害行為を行っていないから,正当防衛が成立することはない。
  (3)しかし,乙は,前述のように,Aからの上記侵害行為を避けるために上記行為に出ているから,「現在の危難を避けるため」にしたものといえる。そして,鉄棒を構えたAが目前まで迫っていたことからすれば,これを避けるためには,本件コンクリート片を投げるしか方法がなく,かかる行動に出たことが条理上肯定できるから,「やむを得ずにした行為」といえる。また,防衛の意思は避難の意思を含むと考えられるから,Aとの関係で防衛の意思を有する乙は,Bとの関係でも避難の意思を有する。したがって,乙の上記行為には,緊急避難(37条1項)が成立する。
 4.よって,乙の上記行為は,違法性が阻却されるから,傷害罪が成立しない。
第3.甲の罪責
 1.乙が,Aに対し,顔面擦過傷を負わせた行為について,甲に傷害罪の共同正犯(204条,60条)が成立しないか。
  (1)甲は,自ら実行行為を行っていないが,それでも上記罪責を負うか。
 60条が一部実行全部責任を定めたのは,複数の者が,相互に対手の行為を利用・補充しあって,実行行為に出ることを根拠とするものであるから,共同者は必ずしも実行行為を分担する必要はない。そこで,複数の者の共同意思のもとに実行行為が行われれば,共同正犯は成立すると考える。
 これを本問についてみると,甲は,Aを痛めつけようと考えたうえ,乙にけんかの加勢を依頼し,乙もこれを承諾しているから,Aに傷害を加える点につき共同意志がある。そして,乙はこれを受けてAに傷害を負わせている。したがって,同罪の構成要件に該当する。
  (2)しかし,乙は前述のように,正当防衛による違法性阻却を受ける。そこで,甲はも正当防衛による違法性阻却を受けないか。
 正当防衛における主観的要素は,各行為者固有の要素であるから,主観的成立要件は個別的に判断されるべきであると考える。
 これを本問についてみると,甲は,「A方に赴けば必ずけんかになる」との認識のもと,「この機会にAを痛めつけよう」と考えていることからすれば,法益の侵害を,単に予期しながら避けなかったというにとどまらず,その機会を利用して積極的に相手に対して加害行為をする意思で侵害に臨んでいる。そうすると,甲については,「急迫」な「侵害」があったとはいえない。
 したがって,甲の上記行為について正当防衛は成立しない。
  (3)よって,甲の上記行為に,傷害罪の共同正犯が成立する。
 2.乙が,Bに対して,頭部打撲傷を負わせた行為について,甲に傷害罪の共同正犯が成立するかにつき,上記と同様に考えれば,甲の上記行為は,同罪の構成要件に該当し,緊急避難も成立しないから,同罪の共同正犯が成立する。
以上

乙対Aだは構成要件レベルでは特に問題はないので,もっと短縮した方がよかったと思います。


非常に疲れました。

4頁最終行までいってしまいました。

所々余計なことを書きすぎた感が否めません。

こんなこと書いてたらとても60分じゃ終わりませんね。

もってメリハリをつけれるようになりたいです。

頑張ります。

以上

2016-07-14(Thu)

【旧司】民事訴訟法平成10年第2問

北極ラーメンのカップ麺が復活して大歓喜の管理人です。

さて,今日も,自己満の究極ともいえるほどつまらない記事を書いてしまいます。

今回のお題は,旧司法試験民事訴訟法平成10年第2問です。

早速問題を確認してみましょう。

≪問題≫
 Yは,Xに対し,次の各事由を主張してそれぞれの確定判決の効力を争うことができるか。
一 XのYに対する売買代金請求訴訟においてX勝訴判決が確定した後,YがXに対し,その売買契約はXにだまされて締結したものであるとして,取消しの意思表示をしたこと
二 XのYに対する賃金返還請求訴訟においてX勝訴判決が確定した後,YがXに対し,事実審口頭弁論終結前より相殺適状にあった金銭債権をもってXの賃金返還請求権と対当額で相殺するとの意思表示をしたこと
三 賃貸人Xの賃借人Yに対する建物収去土地明渡請求訴訟においてX勝訴判決が確定した後,YがXに対し,事実審口頭弁論終結前から存在する建物買取請求権を行使したこと

さて,民訴でお馴染みの既判力の問題ですね。

しかも論点としては結構有名なところです(勝手にハードルを上げ始める。なお出来)。

遮断効がうんたらうんたら……基準時がかんたらかんたら……たんたかたん……

っていうことを書いていけばいいんじゃないんですかねえ(正直よくわかっていない)。

そして私の答案は以下の通り。

≪答案≫
第1.小問一
 1.Yは,本件売買契約について詐欺取消し(民法96条1項)を主張している。これは,X勝訴判決の既判力によって遮断されないか。
 2.既判力とは,前訴確定判決の後訴に対する通用力ないし拘束力をいう。そして,既判力の正当化根拠である手続保障は,口頭弁論終結時にまで及ぶので,これを基準時として,「主文に包含」(114条1項)された訴訟物につき,「当事者」(115条1項1号)に対して既判力が生じる。そして,当事者がこれと抵触する事由を主要する場合には,既判力の消極的効力として当該主張は遮断される。
 本件でも,口頭弁論終結時を基準時として,XY間に,XのYに対する売買代金請求権が存在することにつき,既判力が生じる。そして,Yの前記主張は,売買代金請求権の存在と抵触するため,遮断されるようにも思われる。
 3.もっとも,取消権は,その行使の意思表示によって効果を生ずる形成権である。その点に注目すれば,本件におけるYの主張は,X勝訴判決確定後になされているため,取消権行使は基準時後の事由であるとも考え得る。そこで,取消権が基準時後の事由といえるかが問題となる。
  (1)既判力の正当化根拠は手続保障にある。そうすると,ある事由が基準時前後のいずれの事由であるかも,基準時前に手続保障があったといえるか,すなわち,当事者に当該事由について主張させる期待可能性があったといえるか否かによって判断すべきである。
  (2)取消権は,請求権自体に付着する瑕疵であり,当該請求権と併せて審理・判断されるべき性質の権利である。そして,取消権は請求権に対する権利障害事由であるから,取消権を有する者は,これを行使することにより自己に有利な審理・判断を促すことができる。そのため,前訴においてこれを提出できない理由はないというべきである。そうすると,前訴における取消権行使の期待可能性も十分に認められる。
  (3)本件でも,Yの主張する詐欺取消しは,基準時前の事由としてX勝訴判決の既判力により遮断される。
 4.よって,YはXに当該事由を主張することができない。
第2.小問二
 1.Yは,本件貸金返還請求権に対して相殺(民法505条1項)を主張している。これはX勝訴判決の既判力によって遮断されないか。
 2.相殺の主張も,X勝訴判決を覆す結果となり,貸金返還請求権の存在と抵触するため,遮断されるようにも思われる。
 3.もっとも,相殺も,その行使の意思表示によって効果を生ずる形成権である。そこで,相殺が基準時後の事由といえるかが問題となる。
  (1)相殺は取消権と異なり,請求権とは独立した別個の債権の行使であり,請求権自体に付着した瑕疵とはいえない。また,自己の債権を犠牲にする点で,実質的には自動債権について敗訴したものといえる。そうすると,請求権の全面棄却を求めて争っている被告に対し,相殺の主知用をさせることは酷であり,前訴において相殺を主張させる期待可能性があったとはいえない。
 したがって,相殺は,基準時後の事由であり,前訴確定判決の既判力によって遮断されない。
  (2)本件でも,Yの相殺の主張は,基準時後の事由としてX勝訴判決により遮断されない。
 4.よって,YはXに当該事由を主張して争うことができる。
第3.小問三
 1.Yは,本件建物収去土地明渡請求に対して,建物買取請求権(借地借家法13条1項)を主張している。これは,X勝訴判決の既判力により遮断されないか。
 2.建物買取請求権も,X勝訴判決のうち,建物収去の部分を覆す結果となるから,X勝訴判決と抵触し遮断されるようにも思われる。
 3.もっとも,建物買取請求権も,その意思表示が相手方に到達したときに建物について売買契約が成立することから,形成権である。そこで,建物買取請求権の行使が基準時後の事由とならないかが問題となる。
  (1)建物買取請求権は,建物を取り壊すことが社会経済上不利益であることから,これを存続させる趣旨で設けられた制度であり,前訴請求権とは別個の原因に基づいて発生する権利であり,前訴請求権に付着する瑕疵ではない。また,被告としては,そもそも前訴請求権の不存在を争っているのであるから,建物買取請求権の行使は,実質的に敗訴を認めるものである。そうすると,前訴において被告が建物買取請求権を行使する期待可能性があったとはいえない。
  (2)本件でも,Yの建物買取請求権は,前訴において行使する期待可能性があったとはいえないから,基準時後の事由である。
 4.よって,YはXに当該事由を主張して争うことができる。
以上

小問一では,Yが口頭弁論終結時まで欺罔されていることに気づかなかった場合はどうかということも検討するとよかったっぽいです。

民訴は(民訴に限りませんが)1つの視点を持てば,あとはそこから問題状況を考察するだけなので,

問題を解くだけなら,そんなに難しいことはないと思います。

……が,しかし,それだからこそ,民訴ってつまんないんですよね。

その視点から,あとは機械的な作業に似た感じで,事案処理……

っていうか,そもそもその視点を持つこと自体もなかなか大変なんですよね。

つまり,結論としては,民訴は総じて面白くないということです。

なんというか,民訴は眠素とはよく言ったものですね。

今晩はよく眠れそうです。

以上
2016-07-09(Sat)

【ロー過去】中大ロー平成20年会社法

超お久しぶりです。管理人です。

ここのところ本ブログは更新が途絶え,廃れ果ててしまいました。

なぜ,更新ができないのか。実は,管理人は,今年,ロースクール入試を控えているんですね。

意外にもちゃんと勉強しています。

そこで,唐突なのですが,このブログを当分の間,

私が解いた問題の答案を掲載する
死ぬほどつまらないブログにしようと思いました。

目的の1つは,私が書いた答案を保存すること。ブログならあとから訂正できますからね。

あと1つは,ネット上に私の
畜生にも劣る答案を曝すことで,少しご意見をいたたげたらなというところですかね。

ゴタゴタ言っていると時間がとられてしまうので,早速……

まずは手始めに,今日解いたばかりの中大ロー平成20年会社法を。


≪問題≫
 次の小問1および2の両方に解答しなさい。小問1の解答は解答用紙の表面に,小問2の解答は解答用紙の裏面に記入しなさい。(60点)

小問1
 甲社は,不動産の売買・賃貸の仲介を主たる事業とする株式会社であり,平成18年6月1日に設立の登記がされている。同社の定款には,株券を発行する旨の規定があり,株式の譲渡については譲渡自由という定めも譲渡を制限する定めも置かれていない。また,取締役会や監査役を設置する旨の定款の定めがあるが,監査役会や会計監査人を設置する旨の定めは置かれていない。甲社には現在,株主名簿上の株主が9名存在する。発行済株式総数は1200株であり,その中には株主が議決権を有しない株式は存在しない。
 平成19年1月10日に,甲社の株主であるAが所有する株式100株をすべて非株主であるBに譲渡した(以下,「本件株式譲渡」という)。翌11日に,BはAから交付を受けた甲社の株券100株を持参してAとともに甲社を訪問し,株主名簿の名義を自己に書き換えるように求めた。しかし,甲社の取締役会は,Aが甲社取締役に対して批判的な言動を繰り返していたことから,Bもまた会社にとって敵対的な人物に違いないと判断して,1月15日にBに内容証明郵便を発送し,その中で本件株式譲渡を認めないこと,株主名簿の書き換えを行わないことを伝えた。なお,この内容証明郵便は,同日にB宅に配達された。
 Bは甲社に対して,株主名簿の書き換えを請求し,甲社の株主であることを主張することができるか。

小問2
 上記の小問1の事実関係の下で,甲社は平成19年6月28日に第1回定時株主総会を開催することになった。甲社は同年6月4日に株主名簿上の株主に対して招集通知を発送したが,本件株式譲渡で譲渡の対象となった株式に関しては,A・Bいずれに対しても招集通知を発送しなかった。
 6月28日に予定通り開催された株主総会では,会社側が用意した次の3つの議案が審議された。すなわち,会社設立から平成19年3月31日までの第1期の事業年度について貸借対照表その他の計算書類を承認する第1号議案,株主に持株1株につき500円の剰余金配当を行う旨の第2号議案,C・D・Eの3名を取締役に再任する第3号議案である。いずれの議案も,Aを除く株主名簿上の株主8名のうち7名(うち1名は他の株主に委任状を交付して,議決権の代理行使を依頼したものである)(7名の持株数の合計は1000株)が決議に参加し,うち株主3名(持株数の合計は600株)が賛成した決議によって,可決・成立した。
 Bはこれら株主総会の決議の効力を争うことができるか。


問題自体の難易度は,特に難しいというわけでもなく。

しかし,中大の試験時間は,下3法で120分ですから,単純計算で会社法に充てられる時間は40分……

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや…………………………………

こんなの40分じゃ解けないでしょ……

私も最初は40分内で解いてやろうと思いましたが,結局1時間半くらいかかりました。

本番でこれをやったら,両訴にあてられる時間は1科目15分……(絶望)

とか思いましたが,この頃は,今と時間割が違っていたみたいです。

民法と会社法で120分のようです。

そうだとしても会社法に90分はどう考えてもヤバいです。

とりあえず,私が書いてみた答案を……

≪答案≫
第1.小問1
 1.Bは,甲社に対して,本件株式譲渡の有効性を主張して,株主名簿の名義書き換えを請求することができるか。
 2(1)そもそも,本件株式譲渡は有効か。
  (2)株主は,その有する株式を自由に譲渡することができるのが原則である(会社法(以下省略)127条)。そうすると,甲社の定款では,株式の譲渡について,これを制限する旨の定款の定め(107条1項1号,108条1項4号参照)を置いていないから,甲社発行の株式について,Aは自由に譲渡することができる。
  (3)そして,株券発行会社の株式の譲渡は,株券を交付しなければその効力を生じない(128条1項)ところ,BはAから,甲社の株券100株の交付を受けているから,有効である。
  (4)したがって,本件株式譲渡は有効である。
 3(1)それでは,Bは,甲社に対して,自己が甲社の株主であることを主張することができるか。
  (2)株式の譲渡の効力は,株主名簿の書き換えがなければ,会社に対抗することができない(130条1項,2項)。したがって,株主名簿の書き換えがなければ,会社に対して,自己が株主であることを主張することができないのが原則である。そうすると,未だ株主名簿の書き換えを経ていないBは,甲社の株主であることを主張できないようにも思える。
  (3)もっとも,本件では,Bが甲社に対し,株券を提示した上で,株主名簿の書き換えを請求している(133条1項,2項,施行規則22条2項1号)のに対し,甲社は,Bが甲社にとって敵対的な人物であるとして,名義書き換えを拒絶している。このような甲社の拒絶は認められるか。
 前記のように,株式の譲渡は原則として自由であること,また,会社が株式の取得について承認しうるのは,当該株式が譲渡制限株式である場合に限られていること(136条,137条,139条参照)からすれば,譲渡の制限について定款の定めがない限り,会社は,株式の譲渡を拒絶することができず,これに続く株主名義書き換えを拒絶することはできない。(※1
 そうすると,甲社では前記のように譲渡の制限について定款の定めがないから,Bからの株主名簿の書き換えの請求を拒絶することはできない。
 4(1)それでは,Bは,株主名簿の書き換えを請求した後,甲社が株主名簿の書き換えをするまでの間,自己が甲社の株主であることを主張することができるか。
  (2)130条の趣旨は,株式は譲渡が原則自由であることから,転々流通するため,会社からは誰が株主かを把握することは困難であるため,株主名簿によって集団的法律関係の統制を図る点にある。
 そうすると,会社が不当に株主名簿の書き換えを拒絶した場合には,会社が上記利益を享受することは信義則(民法1条2項)に反する。したがって,この場合には,株式譲受人は,株主名簿の書き換えなくして,株主たる地位を会社に対して主張することができる。
 5.よって,Bは,甲社に対して,株主名簿の書き換えを請求し,甲社株主であることを主張することができる。
第2.小問2
 1.Bは,平成19年6月28日開催の甲社株主総会(以下「本件株主総会」という。)について,その「招集の手続」に「法令…違反」の瑕疵があるとして,決議取り消しの訴え(831条1項1号)を提起することが考えられる。これは認められるか。
 2(1)そもそも,Bは「株主」(831条1項柱書)にあたるか。株主名簿の書き換えについて不当に拒絶を受けた株式譲受人の地位が問題となる。
  (2)前記のように,130条の趣旨すらすれば,株主名簿の書き換えについて不当に拒絶を受けた株式譲受人は,会社に対して,自己が株主であることを主張することができる。
 したがって,Bは,甲社の株主たる地位を主張できる。
  (3)よって,Bは「株主」にあたる。
 3.本件訴えは,甲社を被告とし(834条17号),同年9月28日までに出訴していれば(831条1項柱書),訴訟要件を充たす。
 4.そして,株主総会の招集にあたっては,株主総会開催日の2週間前までに,株主に対して通知を発しなければならない(299条1項)ところ,甲社は株主たるBに対して,本件株主総会の招集通知を発送していないから,「招集の手続」に「法令…違反」がある。
 5(1)もっとも,裁判所は,本件訴えを裁量棄却(831条2項)することはできないか。(※2
  (2)甲社が通知を発しなかったのは,B1名のみであり,他の株主への通知は適法に行っている。そして,その他に瑕疵かせない本件では,前記瑕疵は重大とはいえない。(※3
  (3)しかし,本件株主総会にBが出席していれば,出席株主の持株数の合計は1100株となり,これに対して600株というのは半数に近いものである。その上でBが本件株主総会に出席し,自己の意見を述べることによって,賛成していた株主が反対に回り,反対多数となっていたことも十分に考えられる。
 そうすると,前記瑕疵は,決議に影響を及ぼさないとはいえない。
  (4)よって,裁判所は,本件訴えを裁量棄却することはできない。(※2参照)
 6.以上から,Bは前記訴えによって本件株主総会の効力を争うことができる。
以上

※1.甲社は株券発行会社であって,BはAから株券の交付を受けているので,ここでは株券の占有者についての推定規定(会社法131条)に触れるべきでした。

※2.ここの表現は誤りでした。正しくは「Bの請求を裁量棄却(略)することはできないか」でした。民訴やりなおします。

※3.株主への通知は,株主に出席と準備の機会を与える性質をもつ点について言及すべきでした。たぶんここに点が振られていたと思います。ただ,正直ここらへんは時間がないので軽く流す感じにしました。


論点としては,たぶん多くの受験生が知っているところだと思いますので,

これくらいの答案で,受験生の中でどれくらいの位置づけになるのか,正直心配です。

合格ラインは超えてるのでしょうかね……?

皆さんの意見を聞きたいところです。

文字を打つのにつかれたので,ここらへんにしておきます。

また気が向いたら答案を載せます。

以上
2015-03-17(Tue)

2015年3月15日 撮影記録

花粉症に苦しんでいる管理人です。お久しぶりです。昨年の11月以来の更新です。

ここのところは学生としての本分を全うしていたため

ろくに時間を作れていなかったのですが,

このほど少しながら空き時間を持てましたので,軽く本業に勤めてまいりました。

さて,つい先日の3月14日(土)に,JRの全国一斉春のダイヤ大改正が行われました。

今回のダイヤ改正の見所は,


①北陸新幹線金沢延伸
②上野東京ライン開業


でしょう。

このうち,北陸新幹線については,さすがに金沢まで行く金も気力もないため,

上野東京ラインの様子について軽く窺ってきました。

上野東京ラインの前身というか前の名称だった東北縦貫線の構想自体は2002年に発表され,

当時の自分からすれば,そんな馬鹿なという気でいたわけでして,

それから実に13年の時を経て本当に実現してしまったのですから,唖然としています。

東北本線の復活とみるか新設路線とみるか,両方の見方があると思いますが,

東北新幹線開通前の東北本線が実質単線で運転されていた点や,

神田~秋葉原付近が二重高架化されている点などをみると,

新設路線と捉えた方がしっくりくる気がします。


東京駅の発車案内表示には,これまでは見られなかった行先ばかり。



こちらも。

DSC_2466_convert_20150317004322.jpg

元々2段表示する予定はなかったのでしょうから,

「上野東京ライン」の表示が大変窮屈で少し見にくい気がします。

東京駅でまさか「ひたち」の文字を見る日がくるとは思っていませんでした。

駅標にもしっかりと「上野」の表示が追加されています。

DSC_2461_convert_20150317004200.jpg

やってくる列車はE231やE233が多いので,この光景は以前とは大差ありません。

DSC_2469_convert_20150317004346.jpg

しかし,方向幕を見ると「上野東京ライン」……。

DSC_2463_convert_20150317004238.jpg

客を積んだままの列車が東京駅7番線を上野方に発車していく場面は,

違和感のオンパレードでした。

ですが,最大の違和感は,やはり東京駅のホームにこいつが来ることです。

DSC_2478_convert_20150317004436.jpg

聞くところによると,終日なかなかの乗車率らしく,

ラッシュ時は,床に足がつかないほどの混雑度のようです。

開業直後ということで,試しに乗ってみようという方も一定数いるのかとも思いますが,

こんなに利用者がいるものだとは思っていませんでした。

東京~上野間の山手線・京浜東北線の混雑緩和という目的からすれば,

大成功なのだとは思いますが,

これまで,東京始発,上野始発を利用していた方からすれば,

大迷惑でしかなさそうです。

今後の同項に注目したいと思います。

以上
2014-12-03(Wed)

2014年11月29・30日 撮影記録

今年も1人この時期を過ごすことになりそうな管理人です。

更新を滞っていたため,ついに広告が表示されるに至りましたが,

これでまた1箇月は解消されます。

さて本題ですが,御殿場線では昨日12月1日をもって開業80周年を迎えることとなりました。

路線自体は丹那トンネル開通前の旧東海道線時代に敷かれているので,80年以上ということにはなります。

今回,その80周年を記念し,記念列車が複数運転されましたが,

このうち371系を使用した「御殿場線80周年371」号に関しては特に注目を浴びました。

というのも,言うまでもありませんが,11月30日の運転をもって同車の引退が既に発表されていたためです。

当該の撮影記録を以下で報告します。

11月29日,前日から静岡入りをしていた管理人は,始発で豊田町へ向かおうと考えていたものの,

見事に寝坊をし,それでも,371回送には間に合うため,急いで豊田町へ。

事前にGoogleマップのストリートビューで沿線を見ていたら,なかなか良いロケーションが見つかったので,

安易に決めてしまったのですが,現地に赴くと,電柱やら電柱やら,さらには電柱やらで(ry

しかも生憎の天気という拍車がかかり,結果はこうなりました。



後悔しかありません。ただ雨に濡れただけでした。幸先の悪いスタートです。

その後,蒲原付近で撮影を予定していましたが,全くスケジュールを立てていなかったために,

371の先行普電がなんと興津行きだということに気付いたのは,豊田町駅に戻ったときでした。

今更撮影地を探すのも,わざわざ雨の中沿線に出るのも萎えてしまったため,

結局安倍川駅で撮影することにしました。

DSC_2141_convert_20141202233500.jpg

後を追いかけるように後続で上大井まで。

なお,上大井下車時に車内にゲバを忘れ,テンションはダダ下がりです(沼津駅で回収されていました)。

上大井に降り立った瞬間に雨も激しくなり,本当に今日はついていないな……などと。

しかしながら,1時間ほどすると,さすがに神様も哀れに思ったのか,

雨があがり,なんと陽が顔を出すにまで回復しました。

DSC_2218_convert_20141202233803.jpg

この時ばかりは現場に居合わせた方々と共に感動しました。

DSC_2178_convert_20141202233637.jpg

神からの恩恵は儚いもので,その後もピントが氏んでゴミ写真を大量生産したりするなどしました。

自分でもよくもこれで趣味と公言できるなと思いました。以後自重します。

松田駅からほど近い所に流れる川音川にも,多くの同業者が集まっていました。

特急「あさぎり」では,手前で小田急線へ合流してしまうため,

御殿場線内で川音川を渡るシーンはなかなか貴重なものでした。

DSC_2235_convert_20141202234052.jpg

最終日である11月30日,深夜から早朝にかけては晴れていたようなので,

もしかしたら富士山が見られるのではないかという淡い期待と共に,

最初で最後の狩屋踏切へ足を運ぼう……と前日は考えていたのですが,

お分かりのように,2日連続で定刻に起きれませんでした。クズでした。

それでも,富士山への想いは薄れず,岩波の有名撮影地へ。

現地到着時は山頂付近がなんとか望むことができました。が。

不幸続きの私がそこへ赴いた時点で,未来は確定していました。

一瞬で富士山はどこかへ消えていきました。

DSC_2305_convert_20141202234548.jpg

なんのためにここへ来たのか,よく分からずに終わりました。

前日に続き上大井駅へ向かうと,昨日とは比べものにならないほどの人だかりができていたため,

数十分の滞在で後にしました。昨日来ておいて正解だったと,確信を得たのであります。

JR東海としての371系最後の撮影は,前日と同じく川音川にしました。

DSC_2388_convert_20141202235215.jpg

なお,管理人はこの後,371系最終列車に松田~浜松で乗車しました。

御殿場線内では,ワイドビューチャイムとともに車掌による371系車両についての説明などがなされました。

かつての,あさぎりやホームライナーとして何度か乗車し,乗り慣れたその車内は,

最後の力走に向けて奮いだっている反面,

これをもって走り慣れたこの静岡地区から去ることになる何か寂しげな雰囲気。

この日のために,車両全体の塗り直しもされ,車輪も削り直され,

ラストランにふさわしい風貌となった371系の乗り心地は,今までにないほど極上のものでした。

浜松までの約3時間は,長いようで本当にあっという間の旅でした。

終着浜松駅では,多くの方々に見守られながら,静かに漆黒の暗闇の中へ姿を消してゆきました。


371系は,私が生まれて初めて乗った特急列車である,あさぎり号の充当車両でありましたので,

一層思い入れのある車両でした。

特に,3・4号車のダブルデッカーの華やかな車体は,常に私の憧れの存在でした。

前面の運転台から見える大きな前面展望では,普段見ることのできない景色を映し出し,

他の車両では到底体験できない魅力を私に与え続けてくれました。

そんな371系が地元静岡から姿を消すのは,正直信じられないし,この上ない寂しさがあります。

他社への転属の噂がありますが,本当であるとすれば,また第2の地で,

新たな情景を魅せてくれればと願っています。

371系,ありがとう!そして,さようなら。

以上
2014-09-12(Fri)

2014年09月07・08日 撮影記録

某試験がうまくいかず焦りしかない管理人です。

先日、大阪から旧友の1人が東京に遊びに来ており、

適当に都内で撮影してきましたので適当に報告します。

まずは臨時快速「山梨富士号」。



活躍の場が減っていっている183系ですが、当該に充当されました。

この先もそう長くはないんでしょうが、残りを頑張ってほしいところです。

DSC_1976_convert_20140912002919.jpg

続いて、ぶどう狩りか何かの(←怒られる)臨時列車です。

この日の天気は雨はひどいわ風は強いわで、

ぶどう狩りには最悪の気候でしたので、乗客もほとんどいませんでした。

DSC_1993_convert_20140912003142.jpg

続いて、話題の上野東京ラインの試運転です。

連日同様E233系と185系による試運転が東京・上野間で行われていました。

私事ですが、当日四徹明けというコンディションだったため、

ピントも構図も全て適当極めています。

見苦しい写真を載せてしまい申し訳なく思っています。

DSC_2010_convert_20140912003431.jpg

DSC_2015_convert_20140912003649.jpg

翌日ですが、西川口で北斗星を撮影。

北斗星も北海道新幹線工事の影響による運休or廃止が懸念されています。

できれば唯一のブルートレインとしてまだまだ現役でいてもらいたいところです。

今後の動向に注意したいと思います。

DSC_2067_convert_20140912003856.jpg

以上
2014-08-23(Sat)

2014年08月23日 撮影記録

複雑訴訟が複雑すぎて民訴に対する心持も複雑になりかけている管理人です。

本日は横浜線205系の営業運転最終日でありました。

結局8月3日に撮影して以来、横浜線に足を運べることはなく、

最後、このような再会を果たすこととなりました。

今回は初めて沿線から撮影。

超有名スポットである某所には朝5時台から20人前後のファンが集まりました。

土休日47K運用でしたので、始発で現地に赴くも、

練習電なくしてすぐにやってきました。



DSC_1907_convert_20140823204205.jpg

ヘッドマークが掲出されている以外は何もいつもと変わらない横浜線でした。

折り返しも同所にて。

DSC_1934_convert_20140823204358.jpg

それからは、八王子へ引き返し、本当の最終列車となる快速大船行きに乗車。

なんとか先頭車に座席を確保することができました。

その座り心地からは、最近の車両にはない、、

迎え入れてくれるような優しさを感じ、癒されるような気分でした。

盛大な警笛とともに八王子駅を出ると、沿線には多くのファンと、205系を利用してきた人々。

あちらこちらで手を振っている人の姿を見ることが出来ました。

205系の26年間にわたる活躍が、今、これだけ多くの人々からの感謝として表われている。

改めて205系の存在の大きさを知らされるのでした。

終着駅大船では多くのファンに見守られ、その重々しい警笛とともに姿を消していきました。

DSC_1962_convert_20140823210616.jpg

ありがとう、横浜線205系。そして、さよなら。
2014-08-06(Wed)

2014年08月06日 撮影記録

研究室籠り続きの管理人です。

この夏は今までに経験したことのない(=ムリ)本気を出そうと思います。

さて、今日から、ついに南武線の新型車E233系8000番台のニーハイが始まりました。

E233置換えですから、南武線もあっという間にE233で染まるのだろうと思いきや、

完全置換えには2年ほど要するとのこと。

おそらく、山手線E235の製造も並行して始まるからだと思われます。

第1本目のN1編成を新座で確保しました。



新座には約40B。

炎天下の中1時間以上も突っ立っていたため、震えながら構えました。

DSC_1895_convert_20140806230110.jpg

DSC_1897_convert_20140806230142.jpg

どうしてこう後撃ちが上達しないのか。

南武線カラーがなかなか似合っているような気もします。

いや、E233のどのカラーよりも似合っているかもしれない……。


首都圏から国鉄車が駆逐され終わるのももう遠い未来ではなさそうです。

以上
2014-08-02(Sat)

2014年08月02日 撮影記録

期末試験が終わり解放感満ち溢れる管理人です。

横浜線では、現在E233系への置換えが進められていることは既に報告済みですが、

http://daichijr.blog16.fc2.com/blog-entry-138.html

遂に、今月をもってそれが完了し、同時に205系の完全撤退も迎えることになりました。

そして、H1編成にはとうとうラストラン記念ヘッドマークが昨日から掲げられています。



前後で異なった種類のものが取り付けられているようです。

どちらも100周年記念時同様、横浜線らしい四角いヘッドマーク。

こちらは八王子方。

DSC_1783_convert_20140802201714.jpg

そしてこちらは東神奈川方。

100周年時のものになんとなく似ています。

DSC_1797_convert_20140802201744.jpg

この日は21運用でしたので、夕方で運転終了となってしまい、

あまり記録はできませんでした。

小机駅で桜木町からの折り返し。

DSC_1833_convert_20140802201813.jpg

若干曇っていたのでいけるかなと思いきや

直前になって太陽さんがログインされたため、

こんなことって(ry


さらに八王子からの折り返しを淵野辺で撮影し終わりとしました。

DSC_1858_convert_20140802201901.jpg

こちらに引っ越してきてからは、地元との行き来にはこの205系をよく利用させていただきましたが、

今後はその送り迎えをしてもらえなくなるのだと思うと、やはり込み上げてくるものがあります。

ラストランまで無事に走り切ってくれることを祈るばかりです。

以上
プロフィール

||中央特快||高尾||

Author:||中央特快||高尾||
お疲れ様です。

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