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2018-06-09(Sat)

【事例研究刑事法Ⅱ】第4部第2問-訴因変更の可否-


≪問題≫

 P検事は,M県N市にあるN地方検察庁公判部所属の若手検事であり,毎週月,水,金の3日間,N地方裁判所刑事5部の公判に立会している。平成H年9月8日はなかなか大変な1日となった。

〔設問1〕
 最初の事件は,覚せい剤取締法違反被告事件の第1回公判である。被告人甲の尿からは覚せい剤成分が検出されたとの鑑定があるが(強制採尿平成H年7月20日),甲は,捜査段階では,覚せい剤使用について一切供述をしなかったため,「被告人は,法定の除外事由がないのに,平成H年7月上旬ころから同月20日までの間,M県N市及びその周辺において,覚せい剤であるフェニルメチルアミノプロパン塩類若干量を自己の身体に摂取し,もって覚せい剤を使用した」との公訴事実で公判請求された。公判廷において,甲は,覚せい剤を使用したのは間違いないと述べ,さらに,「7月18日夜,N市内の自宅で,覚せい剤結晶をアルミホイルにのせてライターであぶってその煙を吸いました」と供述し,弁護人も被告人の言うとおりであると述べた。
〔設問2〕
 次の11時からの事件は,窃盗被告事件の第2回公判である。被告人乙は,平成H年4月3日に,N市内のV宝石店から真珠のネックレス1個(時価40万円相当)を窃取したとの公訴事実で起訴されている。乙は捜査段階から犯行を認め,第1回公判で検察官請求証拠はすべて取調べを終え,本日は被告人質問を経て論告,弁論が予定されていた。ところが,乙は,被告人質問において,「本当はこのネックレスは,友人のAがV宝石店から盗んできたものを20万円で買ったものです。正直に話すとAまで事件に巻き込んでしまうので,自分が盗んだことにしましたが,Aが別の盗みで警察に逮捕され,V宝石店の盗みも正直に話すと言っているそうですから,私も,本当のことを話します」と供述した。P検事が警察に連絡したところ,たしかにAは窃盗容疑で逮捕勾留されており,Aが書いた「上申書:私が犯した盗み一覧表」という書面には,「4月初め V宝石店 真珠のネックレス1個」との記載もあるとのことであった。
〔設問3〕
 午前中の事件について考えながら昼食をすませたP検事は午後1時半に始まる覚せい剤取締法違反被告事件の公判のため法廷へ戻った。この事件の被告人丙は,同人の捜査段階の自白に基づき,平成H年6月30日にN市内の自宅で覚せい剤を自己の左腕に駐車したとの事実で起訴されている(尿の任意提出7月5日)。丙は,公判でも事実を認め,検察官請求証拠もすべて取り調べられたので,P検事は,「この事件は今日1回で結審しそうだな」と内心一息ついた。ところが,被告人質問において,丙は,「今まで,覚せい剤を使ったのは6月30日だけだと言っていましたが,今回できっちりやめたいと思いますので,本当のことを話します。6月27日,30日,7月3日と3回注射していました。全部自宅で注射しました。本当のことを言わないで申し訳ありませんでした」と述べた。

 さて,それぞれの事件において,P検事は甲・乙・丙の公判廷での供述を受けて,どうすべきであろうか。



≪答案≫
第1.設問1



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